このたび弊社では、米国で供用中の種牡馬シャンハイボビーの導入に成功、来シーズンよりアロースタッドにて供用することといたしましたのでお知らせ致します。
本馬は2歳時に2つのG1を含む5戦5勝の完璧な競走成績を残し、2012年米エクリプス賞2歳牡馬チャンピオンに選出されました。米国東海岸の伝統の2歳重賞G2ホープフルS(3馬身3/4差)とG1シャンペンS(5馬身差)を圧勝し、続くG1ブリーダーズCジュヴェナイルも制して2歳世代の頂点に立ちました。
種牡馬としては、米国での初年度産駒が昨年2歳デビュー、ファーストシーズンサイアーランキングで第4位の成績を残しましたが、2世代目産駒はさらなる活躍ぶりを見せております。英ロイヤルアスコット開催では1戦1勝で米国より遠征したシャンシャンシャンがG2ノーフォークSを制したことを皮切りに、南半球・ブラジルでは2歳マイルG1で1、2着独占を果たすなど、相次いで2頭がG1に優勝。その後も先日のG1ブラジルオークスなど2000mの芝G1で2頭の勝ち馬を出すなど、ここにきて大ブレイクの兆しを見せている種牡馬です。
父はストームキャットの一分枝として父系を伸ばしているハーランズホリデー。産駒イントゥミスチーフ(G1キャッシュコールフューチュリティ)やマジェスティックパーフェクション(G1A.ヴァンダービルトH)が、種牡馬としてもそれぞれG1馬を輩出している事から、本馬への期待もおのずと高まります。
母系からは2歳牝馬G1を制したシティバンドが出るなど、早熟性とスピードに秀でた血統背景も、本馬の大きなセールスポイントといえます。
シャンハイボビーは11月下旬にアロースタッドへ到着する予定です。来年度の種付料は未定ですが、近日中に発表できるものと思われますので、皆様のご支援賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
血統及び成績
5代血統表